ザなし交流台なし」
松井氏が訪問団長に謝罪

丸山穂高衆議院議員が北方四島の「ビザなし交流」で戦争で島を取り返すことの是非に言及したことなどを受けて、丸山氏が所属していた日本維新の会の松井代表は2日、訪問団の団長と面会し、「皆さんを傷つけ踏みにじる発言で、心からおわび申し上げる」と謝罪しました。

日本維新の会に所属していた丸山穂高衆議院議員は、先月、北方四島の「ビザなし交流」に参加した際、訪問団の団長に「戦争で島を取り返すことには賛成ですか、反対ですか」などと質問しました。

これを受けて、日本維新の会は丸山氏を除名処分にしましたが、松井代表は、関係者に直接謝罪したいとして、2日、馬場幹事長とともに札幌市を訪れ、訪問団の大塚小彌太団長と面会しました。

この中で、松井代表は「北方四島返還に向けて活動されてきた皆さんを傷つけ、踏みにじる発言で、ビザなし交流を台なしにしたことを、心からおわび申し上げる」と謝罪しました。

これに対し、大塚団長は「大変ショックを受けた。元島民も非常に高齢化しているので、早く何らかの形を国として作ってもらいたいという思いを全員が共有している。与野党を問わず、思いに寄り添った形で行動してほしい。丸山氏はけじめをつけて出直すべきだ」と述べたということです。

面会のあと、松井代表は記者団に対し、「北方四島の返還に向けて、元島民の皆さんの思いを受けて、国政で発言していきたい」と述べました。