職氷河期世代に多い
ひきこもり支援を」茂木大臣

茂木経済再生担当大臣は、自民党竹下派の会合で、川崎市で、小学生ら19人が死傷した事件の容疑者が、いわゆる「ひきこもり」だった可能性を指摘したうえで、来月決定する「骨太の方針」に、ひきこもりの人たちが社会から孤立しないための支援策を盛り込む考えを示しました。

この中で、茂木経済再生担当大臣は、28日の川崎市の事件に触れ、「加害者は、社会から隔離された、ひきこもりの生活をしていたようだ。加害者自身は51歳だったが、今、ひきこもりがいちばん多いのは、35歳から45歳の『就職氷河期』と言われる世代で、このうち40万人近い人がひきこもりの状況だ」と指摘しました。

そのうえで、「ひきこもりの人たちへの対応は、状況に応じてかなり違ってくると思うが、少なくとも社会と接触し、社会に参加できるような対応を『骨太の方針』の中にもしっかり書き込んでいきたい」と述べ、来月決定する「骨太の方針」に、ひきこもりの人たちが社会から孤立しないための支援策を盛り込む考えを示しました。