山議員に文書で弁明求め
対応協議へ 衆院議運委

丸山穂高衆議院議員が、北方四島の「ビザなし交流」に参加し、戦争で島を取り返すことの是非に言及したことなどをめぐって、衆議院議院運営委員会の理事会は、同行した政府職員からの聞き取りの結果、「おおむね事実が確認できた」として、丸山氏に、文書で弁明を求めたうえで、対応を協議することになりました。

衆議院議院運営委員会の理事会は、政府側から、丸山穂高衆議院議員が参加した北方四島の「ビザなし交流」に同行した内閣府と外務省の職員から聞き取った内容の報告を受けました。

それによりますと、丸山氏は、コニャックを10杯以上飲み、禁止されている外出を希望したため、政府の同行者が外出しないよう宿泊先で監視にあたったということです。

また、丸山氏は「外に飲みに行きたい」、「私は不逮捕特権で逮捕されない」などと主張したほか、「北方領土は戦争で取り返せばいい」といった発言をしたということです。

これを受けて、理事会では「おおむね事実が確認できた」として、病気のため2か月間の休養が必要とされる丸山氏に、弁明があれば、来月3日までに、文書で提出するよう要請することを決めました。

丸山氏に対しては、与党側が、反省を促すための「けん責決議案」を、野党側が、議員辞職勧告決議案をそれぞれ提出していて、与野党は、丸山氏の回答を待ったうえで、来週、決議案の取り扱いを協議することにしています。