北海道の根室市議会は、丸山穂高衆議院議員が北方四島を戦争で取り返すことの是非に言及したことに対し、厳重に抗議し、議員辞職すべきだとした決議を全会一致で可決しました。

根室市議会で可決された決議は、「丸山議員の言動は元島民や根室市民の思いを踏みにじる行為で強い憤りを覚える。国会議員の職をみずから辞するべきで厳重に抗議する」としています。

そのうえで、「ビザなし交流に参加する国会議員を厳正に選び、今回の問題が日ロ関係に影響を及ぼさないよう国に求める」としています。

根室市議会の本田俊治議長は「根室市民の怒りの声をしっかりと国に届け、今後の返還運動が円滑に進むよう求めていきたい」と話しています。

決議は31日、本田議長らが大島衆議院議長や宮腰沖縄・北方担当大臣などに手渡すことにしています。