成人が集まらない」
成人式取りやめ 西目屋村

青森県内の市町村の中で最も人口が少ない西目屋村で今年度の成人式が開かれないことになりました。村は「新成人が集まらないためだ」としています。

西目屋村は、人口1300人余りと県内では最も少ない自治体で、今年度は13人が成人を迎えます。

村では例年、若者が帰省するお盆の時期に成人式を開いているため、今年度も当初は8月に開く予定でしたが、新成人のほとんどが大学の部活動や就職活動などで、出席できないことがわかったため、いったん延期して、先月から今月にかけて、開催する方向で調整してきました。

しかし、全員の意向を改めて確認したところ、まとまった人数が集まれる日の調整がつかなかったとして、今年度の開催を取りやめることを決めました。来年度はこれまでどおり、8月に開く予定だということです。

青森県教育委員会によりますと、記録が残っているこの10年で、県内の自治体の開く成人式が取りやめになった例はほかにないということです。

西目屋村教育委員会教育課は「開催できないのは非常に残念だ。来年度は開催したい」と話しています。