地方議員「誠実に職務を行わなければならない」法成立

地方議員のなり手不足が深刻となる中、地方議会の重要性を住民に認識してもらおうと、議会の役割や議員の職務などを新たに明記した改正地方自治法が、参議院本会議で賛成多数で可決・成立しました。

これまで地方自治法には、地方議会の役割について明確に記されていませんでした。

このため、改正法では地方議会の役割について「重要な意思決定を議決し、検査や調査などの権限を行使する」と盛り込み、地方議員についても「住民の負託を受け、誠実にその職務を行わなければならない」と明記しました。

また、改正法には、自治体の非常勤職員の待遇を改善するため、ボーナスに「勤勉手当」を上乗せできる規定も盛り込まれました。