衆議院補欠選挙 千葉5区 前議員辞職で7人立候補 投票日は4月23日

議員の辞職や死去に伴う衆議院の4つの補欠選挙が4月11日に告示されました。選挙結果は先に告示された参議院大分選挙区の補欠選挙の結果とあわせて、岸田総理大臣の政権運営や各党の今後の選挙戦略などに影響を与えることも予想され、4月23日の投票日に向けて、各党による激しい選挙戦が繰り広げられる見通しです。

衆議院千葉5区の補欠選挙は、自民党の衆議院議員だった薗浦健太郎氏が「政治とカネ」をめぐる問題で辞職したことに伴うもので、元議員と新人6人のあわせて7人が争う構図です。

立候補したのは届け出順に
自民党の新人で公明党が推薦する元国連職員の英利アルフィヤ氏(34)
国民民主党の新人で元千葉県浦安市議会議員の岡野純子氏(44)
政治家女子48党の新人で元信用金庫職員の織田三江氏(41)
立憲民主党の新人で元千葉県議会議員の矢崎堅太郎氏(55)
日本維新の会の新人で一般社団法人代表の岸野智康氏(28)
共産党の元衆議院議員で党中央委員の斉藤和子氏(48)のあわせて6人です。

候補者の訴えです。

英利アルフィヤ氏は「政権の安定、議席を守ることが大事だ。ウクライナ侵略は他人事ではない。我が国の素晴らしい優しさ、国民性、安全性、平和を守っていけるのは自民党と公明党の連携のみだ」と訴えました。

岡野純子氏は「暮らしをよくするにはどうすればいいのか、浦安、市川の価値を上げるにはどんな政策が有効なのか。前向きな議論を対決よりも解決の姿勢でやっていこうと思う」と訴えました。

織田三江氏は「女性目線、主婦目線、子育て目線で、国会や議会に生の声を届けていきたい」と訴えました。

矢崎堅太郎氏は「自民党が勝てば、千葉5区のお金の問題や不祥事などが許されると岸田総理大臣は思ってしまう。何があっても負けないという思いで、政治を変えていきたい」と訴えました。

岸野智康氏は「物価高、電気高の中で、政治家がこういった前であまり言わないようなことをしっかりと訴えていく。そろそろ改革をして古い政治を壊して新しい政治を進めていく」と訴えました。

斉藤和子氏は「すべての子どもがおなかいっぱい食べられる環境、学びたいと思ったらお金がなくても学べる環境を作るのが必要なことだ。その政治を一緒に取り戻そう」と訴えました。

星健太郎氏は「『政治とカネ』を解決することを、政策の一丁目一番地とする」と訴えました。

投票は4月23日

4つの補欠選挙は、先に告示されている参議院大分選挙区の補欠選挙とあわせて、結果が岸田総理大臣の政権運営や各党の今後の選挙戦略などに影響を与えることも予想され、各党は全力を挙げて臨む方針です。

補欠選挙は統一地方選挙の後半戦と同じ4月23日に投票が行われます。