徳島県知事選挙 後藤田正純氏が初当選 保守分裂選挙を制す

現職と新人あわせて4人の争いとなった徳島県知事選挙は、元衆議院議員の後藤田正純氏が初めての当選を果たしました。

徳島県知事選挙の開票結果です。

後藤田正純、無所属、新。当選。13万993票。

三木亨、無所属、新。10万309票。

飯泉嘉門、無所属、現。8万5956票。

古田元則、共産、新。1万546票。

元自民党衆議院議員の後藤田氏が、元自民党参議院議員の三木氏や、6期目を目指した現職の飯泉氏らを抑えて初めての当選を果たしました。

後藤田氏は、東京都出身の53歳。大手商社勤務を経て平成12年の衆議院選挙に自民党から立候補して初当選し、内閣府副大臣などを務めたあと、8期目の途中で議員を辞職して立候補しました。

今回の選挙は、後藤田氏や三木氏を自治体の長や地方議員の一部が支援したのに対し、飯泉氏を自民党県連が推薦する「保守分裂」の構図となりました。

選挙戦で後藤田氏は5期20年にわたる飯泉県政からの刷新のほか、LCC=格安航空会社の路線の誘致による観光振興などを訴えました。

後藤田氏は「新時代の扉を皆さんと一緒に開くことができた。県民目線、県民主役の県政を取り戻したい」と述べました。

投票率は54.60%で前回・4年前の選挙を6ポイント余り上回りました。