全国初「ラーケーションの日」導入へ 年間3日まで学校を休める

愛知県は公立学校の児童や生徒が、保護者の休みに合わせて平日に年間3日まで学校を休める「ラーケーションの日」と名付けた制度を、全国で初めて来年度から導入すると発表しました。

愛知県の大村知事が3月16日の記者会見で発表した「ラーケーションの日」。

「ラーケーション」は、英語で学習を意味する「learning」と休暇の「vacation」を組み合わせた造語で、子どもが休暇中の保護者とともに校外での学習活動を楽しむという意味が込められています。

「ラーケーションの日」は、県内の公立の小中学校や高校などに通う児童や生徒が保護者の休みに合わせて、校外で取り組む活動をみずから企画し、保護者が学校に届け出ることで、平日に年間3日まで取得できるということです。

取得しても、欠席扱いとせず、受けられなかった授業は、自習で補う方針です。

県によりますと「ラーケーションの日」の導入は全国で初めてで、来年度の2学期以降、順次、導入する予定だということです。

大村知事は「ラーケーションの日」は休みの満足度を高めることで仕事の効率を上げる「休み方改革」の一環だとしたうえで、「保護者は『ラーケーションの日』に合わせて休暇を取得し、子どもと一緒に楽しむことで保護者の休み方改革につながる」と述べました。