連合 統一地方選挙へ 国民民主党と立憲民主党と連携

国民と連合 組織内候補の当選目指して連携

4月の統一地方選挙に向けて、国民民主党の玉木代表と連合の芳野会長が2月16日に会談し、国民民主党の公認候補や連合の組織内候補の当選を目指して連携していく方針を確認しました。

会談では4月の統一地方選挙や賃上げをめぐって意見を交わしました。

この中で玉木代表は「連合とタッグを組んで賃上げなどの政策を推進する中で、地方の仲間を増やし、地域の足腰を強くしていきたい」と述べ、統一地方選挙での支援を要請しました。

これに対し芳野会長は「国民民主党とも力を合わせながら、全員の当選に向けて戦っていきたい」と応じ、国民民主党の公認候補や連合の組織内候補の当選を目指して連携していく方針を確認しました。

会談のあと、玉木代表は記者団に対し「連合からは立憲民主党の候補もわれわれの候補も支援を受けており、地域ごとの事情もあるが、できるかぎり協力してほしいと要請されている。原則は独自に戦うことだが、地方レベルで調整が必要になれば個別に対応していきたい」と述べました。

立民と連合 支援候補全員の当選に向け連携

4月の統一地方選挙に向けて、立憲民主党の泉代表と連合の芳野会長が15日に会談し、双方が支援する候補者全員の当選に向けて連携していく方針を確認しました。

会談では、4月の統一地方選挙や衆議院の補欠選挙をめぐって意見を交わしました。

この中で、泉代表は「われわれと連合が応援する全国の仲間たち全員の当選に向かって力を合わせていきたい」と述べ、支援を要請しました。

これに対し、芳野会長も「全員当選に向けてしっかり戦っていきたい」と応じ、連携していく方針を確認しました。

会談のあと、芳野会長は記者団に対し「地方からは『連合の組織内議員が立憲民主党と国民民主党に分かれていて戦いにくい』という意見が出ている。連合は、人物重視、候補者本位の方針で地域の考え方を尊重しながら立憲民主党とも心合わせをして戦っていく」と述べました。

一方、泉代表は、国民民主党との選挙協力について「すでに地域ごとに共に戦う態勢をつくる取り組みがあるので、それをより広げていければよい」と述べました。