長友佑都選手 総理大臣官邸でブラボー!と叫ぶ 首相と面会

ワールドカップの戦いを終えて帰国したサッカーの日本代表が、岸田総理大臣と面会しました。森保一監督は、国民の応援で勇気を出して戦えたとしたうえで「これからも日本人の魂と誇りを持って戦いたい」と決意を示しました。

サッカーワールドカップ、カタール大会を、2大会連続のベスト16で終え、7日に帰国した森保監督と選手たちは、12月8日、総理大臣官邸を訪れ、岸田総理大臣と面会しました。

この中で森保監督は「国民の皆さんの応援のおかげで、勇気を出して戦うことができた。これからも日本人の魂と誇りを持って日本のために戦いたい。スポーツの持つ力、アスリートの持つ力を届けられるように頑張っていきたい」と決意を示しました。

これに対し、岸田総理大臣は「世界中をびっくりさせたと思うし、間違いなく日本の多くのファンが勇気と元気を与えてもらった。私も本当にすばらしい勇気や元気をもらった。心から感謝を申し上げたい」と健闘をたたえました。

面会の終わりには、森保監督と岸田総理大臣、いずれも小さなノートに日々の出来事や気付きなどを記す習慣があることにちなんで、みずからの名前をサインした新しいノートを互いに交換しました。

その際、森保監督のノートの中身が話題になり、森保監督は「写真に撮られちゃったんですけど、クロアチア戦の前に書いていたのは、『日本に不可能なことはない』ということを英語で書いてたんです」と明かしました。

そして「本当に可能性があると思いますし、彼らが見せてくれた可能性が、日本の若者であったり、日本の国民の皆さんの世界で戦えるということを、不可能でないってことを感じていただければありがたい」と話しました。

森保監督は、面会のあと記者団に対し「みなさんが応援してくれたエールが届いて、選手たちも頑張ってくれたんだなということを改めて感じた。特に若者には日本が世界と戦えるんだ、勝っていけるんだということを、選手たちから感じていただけるとありがたい」と話していました。

キャプテン吉田「この熱をもっと盛り上げたい」

キャプテンの吉田麻也選手は、面会のあと記者団に対し「少しでも日本を盛り上げ、元気づけることができたらうれしいし、もっと日本中でサッカーが盛り上がってくれたらうれしい。盛り上がりは想像以上にすごいなと思っており、この熱をもっと盛り上げていって、たくさんの方々に試合を見に来てもらえたらいい」と話していました。

長友 首相と会って「ブラボー!」

長友佑都選手は面会のあと記者団に対し「岸田総理大臣から『感動をありがとうございました』ということばをいただいて、本当にうれしかった。本当にブラボーな大好きなチームで、一日でも長くもっとサッカーをしたかった。たくさんの方々に応援していただいて、本当に感動して、最後まで戦うことができて、日本の皆さんに感謝したい」と話していました。

また、記者団から「岸田総理大臣と会った今の気持ちをひと言で言うと…」と振られ「ブラボー!」と叫んでいました。

堂安「現実を見て前に進まねば」

堂安律選手は面会のあと記者団に対し「悔しい思いも強かったし、歴史を変えることができなかったので、現実を見て前に進んでいかなければいけない。これから4年間、今まで以上に努力しなくてはならないと思っているので、覚悟と責任を持って、国民の皆さんを勇気づけらけられるようなプレーをしたい」と話していました。