接触確認アプリ「COCOA」17日から停止 “利用者は機能削除を”

機能の停止が決まっていた新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」について、デジタル庁は、11月17日以降、利用者に対してアプリの機能の削除を求めることになりました。

国が運用する「COCOA」は、新型コロナウイルスに感染した人と濃厚接触をした可能性がある場合に通知されるアプリで、ことし9月から感染者の全数把握が簡略化されたことから機能を停止することが決まっています。

デジタル庁は11月17日から順次、機能を停止することになり、利用者に対して、アプリとサーバーがデータのやり取りをする機能の削除を求めることになりました。利用者は最新版のアプリにアップデートし、機能の削除の操作を行う必要があるということです。

そのうえで、利用者の同意を得て、感染者と接触した過去のデータなどを収集し、今後の感染症対策に活用するとしています。

また、利用者を対象にしたアンケート調査も行い、COCOAについての検証結果を年内にもまとめる方針です。

河野大臣は11日の閣議のあとの会見で「これまでご利用いただいたことに感謝申し上げると同時に、次のパンデミックを見据え、必要な情報の提供にご協力いただきたい」と述べました。