自民 萩生田政調会長 “山際前大臣の本部長就任 問題ない”

旧統一教会との関係をめぐって辞任した山際前経済再生担当大臣が、自民党の新型コロナ対策本部長に就任したことについて、萩生田政務調査会長は9日、知見を生かしてもらうために自身の判断で指名したと明らかにし、問題ないという認識を示しました。

山際氏の人事について、自民党の萩生田政務調査会長は、与党政策責任者会議のあと、記者団に対し「山際氏は、旧統一教会に関わる国会答弁などで国会運営に支障を来すという理由で大臣を辞任したが、新型コロナ対策での失政があったわけではない。今までの知見を生かして仕事してもらおうと、私の判断で指名した」と起用の経緯を明らかにしました。

そのうえで「過去の事例も確認すると、辞任した大臣が党に戻ってきて党の仕事をすることは、そんなに特別なことではない。今までの人的なパイプもあるので、政府とのカウンターパートとして、しっかり仕事をしてもらいたい」と述べ、問題ないという認識を示しました。