“ぐんまちゃん” 去年の経済効果 713億円の試算 群馬県

群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」について、県は、去年の経済効果が713億円に上ったという試算を出し、引き続き、県の魅力発信に活用する方針です。

群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」のブランド化を図ろうと、県は、昨年度、関東・関西の民放8局でアニメ放送を行ったほか、SNSを活用した情報発信などに取り組んできました。

県によりますと、ぬいぐるみやキーホルダーなどのキャラクターグッズ、それに「ぐんまちゃん」のイラストが利用されたお菓子や野菜など、関連商品の去年1年間の売り上げ額は、合わせて522億円に上り、前の年よりも76億円増加しました。

また、経済波及効果は167億円と推計され、全体の経済効果は713億円に上るとしています。

県は、今年度、アニメの続編制作を進めているほか、先月28日からは新たに動画共有アプリ「TikTok」での動画配信を始めるなど、引き続き、県の魅力発信に活用する方針です。

県メディアプロモーション課は「たくさんの人たちにぐんまちゃんのファンになってもらうことが結果的に群馬県の経済効果に結び付いているならばうれしいです」と話しています。