ガーシー議員に帰国と国会出席求める書面 参院議運委委員長

海外への滞在を理由に、10月3日に召集された臨時国会を欠席したNHK党のガーシー参議院議員、本名、東谷義和氏について、参議院議院運営委員会の石井委員長は速やかに帰国して出席するよう求める書面を出しました。

NHK党のガーシー参議院議員は、初当選した7月の参議院選挙の前からUAE=アラブ首長国連邦に滞在しているとしていて、選挙後、参議院に対し海外渡航届を提出しています。

参議院議院運営委員会の理事会は、8月の臨時国会を前に海外滞在を認めないことを決めましたが、ガーシー氏は帰国せず、3日間の会期で開かれた国会を無断欠席する形となりました。

こうした中、ガーシー氏は3日に召集された臨時国会も欠席し、参議院議院運営委員会の理事会は、NHK党の浜田政策調査会長を呼んで、石井委員長が速やかに帰国して出席するよう求める書面を手渡したうえで、5日までに回答するよう伝えました。

浜田氏はNHKの取材に対し「党としては、海外で活動したいという本人の意向を尊重したい。現時点で国会への出席を呼びかけることは考えていない」と述べました。

参議院によりますと、ガーシー氏がこのまま欠席を続けた場合、参議院の懲罰委員会で扱いが協議される可能性があるということです。

N党 浜田政調会長 オンラインでの審議を要望

NHK党の浜田政策調査会長は、参議院の与野党国会対策委員長会談に出席し、党所属のガーシー議員が海外に滞在したままでも国会に出席できるよう、オンラインでの審議を推進してほしいと要望しました。

また、会談では、れいわ新選組からもオンラインでの審議を検討するよう要望が出されました。