公明党 山口代表の8回目の当選を承認 政務調査会長に高木氏

公明党は、党大会を開き、山口代表の8回目の当選を正式に承認しました。
山口代表は、自民党との連立政権を堅持し、新型コロナや物価高などの危機の打開に総力を挙げる考えを示しました。

公明党は9月25日、東京都内のホテルで2年に1度の党大会を開き、山口代表の8回目の当選を正式に承認したほか、石井啓一幹事長を再任し、政務調査会長に高木陽介氏を起用するなどとした新しい執行部人事を決めました。

これを受けて、山口代表があいさつし「公明党は、いかなる時も国民の声に耳を傾け、丁寧な説明を尽くすとの姿勢で政権運営に当たってきた。引き続き、安定した自公政権を堅持し、長引くコロナ禍や物価高などわが国を取り巻く危機の打開へ総力を挙げたい」と述べました。

その上で「来年春の統一地方選挙は、党の基盤を強化する上でも断じて勝たなければならない。全議員が、かつてない党勢拡大の金字塔を打ち立て、必ずや全員当選を勝ち取ろう」と呼びかけました。

岸田首相「この国難をともに乗り越えていこう」

来賓として出席した岸田総理大臣は、「いま、私たちの国は戦後最大級の難局に直面していると言われている。国民の暮らしを守るという23年前に自公連立政権が発足した際の思いをさらに強固にして、この国難をともに乗り越えていこう」と述べました。

山口代表「次世代へバトンタッチしていく総仕上げ」

公明党の山口代表は、党大会のあと記者会見し、「代表として、これから2年間の任期は、次の世代へバトンタッチしていく総仕上げの期間と心得て、全力を挙げて後輩の育成に臨んでいきたい」と述べました。

そのうえで、具体的な育成方法について、「机上であるべき姿をいくら言ってもなかなか身につくものではないので、政策や選挙、組織運営など、党の実践的な取り組みを通じて、後進の実力をつけるようにしていきたい」と述べました。