千葉県 災害時に民間EVを避難所へ「電力ボランティア」登録開始

千葉県は災害時の長期間の停電に備えてEV=電気自動車などを所有する企業や個人をあらかじめ登録して停電した避難所などに電力を供給してもらう「電力ボランティア登録制度」を始めました。

3年前の台風15号で大きな被害を受けた千葉県内では、最大64万戸余りが停電し、復旧するまで2週間余りかかりました。

これを受けて千葉県は、災害で長期間の停電が起きた場合の電力不足を解消するため「電力ボランティア登録制度」を始めました。

この制度では、EV=電気自動車などを所有する企業や個人をあらかじめボランティアとして登録し、災害時に停電した避難所などで電力を供給してもらいます。

電気自動車のほかに、プラグインハイブリッド車や燃料電池車も対象で、企業に対しては持ち運び可能な小型発電機の登録も呼びかけています。

この「電力ボランティア登録制度」は県のホームページから郵送かメールで受け付けられています。

千葉県は「3年前の台風15号の教訓から 大規模な停電に備えて取り組みを進めている。災害時の助け合いに関心を高めていきたい」と話しています。