茨城 常総市 ゴルフ場に「ふるさと納税自販機」導入 返礼品は利用券

茨城県常総市のゴルフ場にその場でふるさと納税を行い返礼品としてゴルフの利用券をその場で受け取ることができるいわば、ふるさと納税の「自動販売機」が県内で初めて導入されました。

「ふるさと納税自販機」と名付けられたこの機械は常総市が市内のゴルフ場に導入したもので7月1日から運用が始まります。

タッチパネル式で、ふるさと納税として常総市に寄付する金額を1万円から50万円までの選択肢の中から選び、運転免許証を読み取らせて住所などを入力します。

クレジットカードで決済を行いレシートをゴルフ場の受け付けに提示すると、返礼品として寄付した金額の3割相当のゴルフの利用券を受け取ることができ、プレー代金や施設内での食事代などとして利用できるということです。
税控除に必要な書類は、後日、市から郵送されます。

このゴルフ場では、年間およそ4万人の利用者がいてこのうち9割が市外在住の人だということです。
常総市はこうした自動販売機の導入は県内では初めてだとしています。

常総市の神達岳志市長は「ふるさと納税では返礼品目的で、全然知らない自治体に納税する人が多かったが、これを使うと、実際に常総市に来てくれた人に気に入ってもらったうえで納税してもらえるので、本来のふるさと納税の意味を果たしていると思う。市内の各施設にも広げていきたい」と話していました。