細田衆院議長に対する不信任案 自民 公明などの反対多数で否決

言動が議長としての資質に欠けるとして、立憲民主党が提出した細田衆議院議長に対する不信任決議案は、6月9日、衆議院本会議で採決が行われた結果、自民・公明両党などの反対多数で否決されました。

言動が議長としての資質に欠けるとして、立憲民主党が提出した細田衆議院議長に対する不信任決議案は、衆議院本会議で採決が行われた結果、自民・公明両党などの反対多数で否決されました。

細田衆議院議長が衆議院の小選挙区の「10増10減」に繰り返し懸念を示したことや、女性記者などへのセクハラ疑惑の週刊誌報道について国会で説明していないことは資質に欠けるとして立憲民主党が提出した細田衆議院議長に対する不信任決議案は、午後1時からの衆議院本会議で審議が行われました。

立憲民主党の岡本章子氏は趣旨弁明で「細田議長は、民主主義の根幹を揺るがす言動をたびたび繰り返しており議長に最も不適切な人物だ。セクハラ問題は人権問題でもある」と訴えました。

これに対し自民党の丹羽秀樹氏は討論で「多くの課題に適時適切に取り組んでいかなければならない時に、週刊誌情報をもとに議会の機能を止めている場合ではなく、議会を停滞に陥れる行為は言語道断だ」と反論しました。

このあと記名投票による採決が行われた結果、細田議長に対する不信任案は自民・公明両党などの反対多数で否決されました。

野党側は立憲民主党と共産党などが賛成した一方、日本維新の会と国民民主党、れいわ新選組などは採決を棄権しました。