ワクチン4回目接種 基礎疾患ある人への接種券送付方法を通知

新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種が、60歳以上の人や基礎疾患のある人などを対象に、5月末から始まります。このうち基礎疾患のある人について、厚生労働省は、自己申告した場合のほか、申告がない一部の人にも接種券を郵送できると、自治体に通知しました。

4回目のワクチン接種について、厚生労働省は対象を当面、60歳以上の人に加え、18歳以上の基礎疾患のある人か、医師が重症化リスクが高いと判断した人に限定したうえで、5月末に始めることにしています。

ただ、基礎疾患がある人については自治体が個別に把握するのが難しいため、厚生労働省は、本人から申告があった場合のほか、障害者手帳などを持っている人や、基礎疾患を理由に1、2回目の接種を優先的に受けた人などには、申告がなくても接種券を郵送できるなどと自治体に通知しました。

こうした方法が難しい自治体は、3回目接種を終えた18歳から59歳までの全員に接種券を郵送することもできるとしていますが、対象でない人が接種を受けられると誤解してしまうおそれがあるとして、慎重に検討するよう求めています。

最終的な郵送方法は自治体が決めることになっていて、厚生労働省は「対象になる人はホームページなどで確認するか、住んでいる自治体に問い合わせるなどしてほしい」としています。