参議院 石川選挙区補欠選挙 4月24日投票 4人が立候補

夏の参議院選挙の前哨戦となる参議院石川選挙区の補欠選挙が7日に告示され、4人が立候補して、4月24日の投票日に向けて17日間の選挙戦に入りました。
各党は総力を挙げて臨む構えで、選挙結果は、今後の選挙戦略に影響を与えることも予想されます。

参議院石川選挙区の補欠選挙に立候補したのは、届け出順に
▼自民党の前の参議院議員、宮本周司氏(51)、
▼立憲民主党の新人で行政書士の小山田経子氏(43)、
▼共産党の新人で党県委員会書記長の西村祐士氏(67)、
▼「NHK受信料を支払わない国民を守る党」の新人で実業家秘書の齊藤健一郎氏(41)の4人です。

今回の補欠選挙は、3月の県知事選挙に立候補するため自民党議員が辞職したことに伴うものです。

与党側は、比例代表選出の議員だった自民党の宮本氏を公明党が推薦しているのに対し、野党側は、立憲民主党の小山田氏を社民党が推薦しているほか、共産党は西村氏を擁立しました。

宮本周司候補

宮本周司候補は「新型コロナウイルスによって地域の経済は深刻な打撃を受けている。日本の活力と新たな富を生み出すための仕事をさせていただきたい。自民党と公明党の連立与党が国づくりの中心となって取り組んでいく」と訴えました。

小山田経子候補

小山田経子候補は「男女を問わず生活しやすい社会にするためには女性の社会進出が必要だ。差別や偏見をなくし、多様性を認めあい何度でもはい上がりチャレンジできる、働いた人が報われる社会を石川県から作っていきたい」と訴えました。

西村祐士候補

西村祐士候補は「自民党と公明党の政治のもとで日本は給料が上がらない、成長できない国になってしまったことを改革したい。皆さんの暮らしや平和を守ってほしいという思いを一身に受けて、国会に駆け上がり届けていきたい」と訴えました。

齊藤健一郎候補

齊藤健一郎候補は「日本をやさしさあふれる国にしたい。議員となり日本の価値を高めたい」と訴えました。

投票は4月24日

各党は夏の参議院選挙を見据え、党幹部が応援に入るなど総力を挙げて臨む構えで、選挙結果は今後の選挙戦略に影響を与えることも予想されます。

選挙戦では、新型コロナウイルス対策や、原油をはじめとした物価の高騰対策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。

投票は4月24日に行われます。