社民党 新たな闘争方針
“政党要件維持 憲法9条守る“

社民党は党大会を開き、夏の参議院選挙で、公職選挙法上の政党要件の維持に必要な票の確実な獲得に向けて、憲法9条を断固守る闘いを展開するなどとした新たな方針を決定しました。

社民党の党大会は、都内で19日から2日間の日程で開かれ、今後2年間の活動計画や夏の参議院選挙の「闘争方針」を決定しました。

この中では、公職選挙法上の政党要件を維持できるかが懸かる夏の参議院選挙について、「国政政党としての存立をかけた重要な闘い」と位置づけ、必要となる比例代表での得票率2%を確実に獲得したうえで、さらに票を上積みし、2人以上の当選を目指すことを目標に掲げています。

そして、目標の達成に向け、全都道府県で改憲阻止を訴える集会や街宣行動を行うなど憲法9条を断固守る闘いを展開するほか、コロナ禍でしわ寄せを受けている非正規労働者や女性、若者などを守る具体策を打ち出していくとしています。

福島党首は、党大会のあとの記者会見で、「参議院選挙は、社民党だけでなく憲法にとっても、正念場の選挙になる。高い目標を設定して、そこに向けてうねりを作り、憲法改悪を阻止したい」と述べました。