成人年齢引き下げ
高校生が金融を学ぶ 東京

4月から成人年齢が18歳に引き下げられるのを前に、高校生に金融への理解を深めてもらおうと、22日、東京の私立学校で特別講座が開かれ、生徒が、住宅ローンなどを題材に基本的な仕組みを学びました。

東京 品川区にある中高一貫校の品川女子学院で開かれた特別講座には高校生30人余りが参加し、投資スクールの講師を務める小野原薫さんから金融の仕組みを学びました。

この中で小野原さんは、4月に成人年齢が引き下げられ、18歳からクレジットカードやローンの契約が結べるようになることに触れ、「知識をつけて対処すれば便利な面もあるが、トラブルに巻き込まれないよう気をつけてほしい」と呼びかけました。

そのうえで、自分が住みたい家の情報をインターネットで検索し住宅ローンを計算する実習などを通して、基礎的な金利の知識や借入金額は年収の4倍までにするなどの注意点を教わっていました。

17歳の生徒は「固定金利と変動金利の違いなど初めて知ったこともあり勉強になりました。18歳になったら自分でローンを組める分、危ないこともたくさんあると思うので、もっと知識をつけていきたい」と話していました。