噴火警戒レベル4 「避難準備」から「高齢者等避難」に変更

火山活動に応じて住民などが取るべき行動を示す「噴火警戒レベル」のうち、避難の準備や高齢者などに避難を促すレベル4について、気象庁は16日午後1時からキーワードを「高齢者等避難」に変更して防災の呼びかけなどを行います。
住民や防災機関などが取るべき行動はこれまでと変わりません。

「噴火警戒レベル」は、火山の活動に応じて住民や登山者、それに防災機関が取るべき行動を5段階で示す情報で、これまでに全国48の火山で導入されています。

気象庁は、5段階のレベルのうち避難の準備や高齢者や体の不自由な人などに避難を始めるよう求めるレベル4について、これまで「避難準備」というキーワードを使って防災の呼びかけなどを行ってきましたが、16日午後1時から「高齢者等避難」に変更されます。

大雨などの災害時に自治体が発表する避難情報のうち、高齢者などに避難を促す情報が「高齢者等避難」と変わったのに合わせた対応です。

ただ、噴火警戒レベル4の際に住民や防災機関などが取るべき行動に変わりなく、気象庁は警戒が必要な地域では高齢者や体の不自由な人など移動に時間がかかる人は避難を始めるとともに、そのほかの人は避難の準備をするよう呼びかけることにしています。