入管庁「監査指導室」設置へ
スリランカ人女性死亡受け

名古屋の入管施設でスリランカ人の女性が死亡した問題を受けて、出入国在留管理庁は来年4月に全国の施設の職員が外国人に適切に対応しているかどうかをチェックする部署を設ける方針です。

名古屋出入国管理局に収容されていたスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんがことし3月に死亡した問題を受け出入国在留管理庁は、14日開かれた自民党の会合で改善策を説明しました。

この中で出入国在留管理庁は、全国の入管施設の職員が外国人に適切に対応しているかどうかを定期的にチェックするため、来年4月に監査指導室を設ける方針を示しました。

また収容されている外国人が体調不良を訴えた時の対応などを明記した救急対応マニュアルを新たに作成することや、外国人を支援する人たちが施設を訪れた際の窓口を統一することなども説明しました。