“成長と分配の好循環実現へ ”
鈴木財務相

鈴木財務大臣は、6日、衆参両院の本会議で行った財政演説で「『成長と分配の好循環』を実現し、経済を自律的な成長軌道に乗せていく必要がある」と述べ、今年度の補正予算案の速やかな成立を求めました。

この中で、鈴木財務大臣は、日本経済は新型コロナウイルスの影響によって依然、厳しい状況にあるとしたうえで「新規感染者数は、去年の夏以降で最低水準となり、行動制限も段階的に緩和されている。危機管理に万全を期しつつ、この機を捉え、早期に社会経済活動の再開を図っていく必要がある」と述べました。

そして「ポストコロナの未来を切り開くため、『成長と分配の好循環』を実現し、経済を自律的な成長軌道に乗せていく必要がある」と述べ、今年度の補正予算案の速やかな成立を求めました。

経済対策の裏付けとなる補正予算案は、一般会計の総額が35兆9800億円余りと、補正予算としては過去最大で、来週から予算委員会で審議が始まる見通しです。