政府 新型コロナ支援策など
補正予算案を国会に提出

政府は、6日召集された臨時国会に、経済対策の裏付けとなる今年度の補正予算案を提出しました。
一般会計の総額は35兆9800億円余りに上り、補正予算としては過去最大です。

政府は、新型コロナウイルスの影響を受けた人などへの支援策を盛り込んだ経済対策の裏付けとなる今年度の補正予算案を、6日召集された臨時国会に提出しました。

補正予算案は、地方交付税交付金なども合わせた一般会計の総額が35兆9895億円に上り、補正予算としては過去最大です。

主な施策では、
▽18歳以下を対象とした1人あたり10万円相当の給付として、今年度の予備費を充てる分とは別に1兆2162億円を盛り込んだのをはじめ、
▽売り上げが大きく減った事業者に最大250万円を支援する費用として2兆8032億円を計上しました。

このほか、
▽経済安全保障の強化に向けて、半導体の製造拠点の国内整備を促すための基金に6170億円、

▽看護や介護などの現場で働く人の収入の引き上げに2600億円を盛り込んでいます。

財源については、税収が当初の見込みを上回る分などを充てた上で、国債を追加で22兆580億円発行して賄うため、今年度の新規の国債の発行額は65兆円を超える規模に膨らみます。

政府・与党は、補正予算案の審議を着実に進め、早期に成立させたい考えです。