3回目接種間隔は?
短縮の基準 早急提示へ

新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種に向けて、後藤厚生労働大臣は、2回目との間隔を6か月に短縮できる具体的な判断基準を、早急に示す考えを明らかにする一方、間隔の短縮はあくまで例外だと強調しました。

新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種をめぐって、今月21日に開かれた全国知事会の会合では、2回目との間隔を、原則の8か月以上から6か月に短縮できる具体的な判断基準を示すよう求める意見が相次いで出されました。

これについて、後藤厚生労働大臣は24日の記者会見で「来月1日から追加接種が開始されることを踏まえ、なるべく早く要望に応えられるようにしたい。近々に具体的な基準を示し、きちんと説明できるようになると思う」と述べました。

一方、接種間隔の短縮については「医療機関などでクラスターが発生するとか、地域でクラスターが複数発生し急激な感染拡大が見られるような例外的な場合に『厚生労働省に相談したうえで』という話をした。地方の自由な判断や、それぞれの事情によって前倒しできる基準では決してない」と述べ、あくまで例外だと強調しました。

そのうえで後藤大臣は「まずはしっかりと全国でスムーズに追加接種が行われる体制を作っていくことが大切だ」と述べました。