竹島に韓国警察庁の長官上陸
日本政府 韓国側に厳重抗議

韓国警察庁の長官が16日、島根県の竹島に上陸し、現地に派遣している警察官を激励しました。竹島について、日本政府は、歴史的事実に照らしても、国際法上も明らかに日本固有の領土であるとしています。

韓国の警察によりますと、警察庁のトップキム・チャンリョン(金昌龍)長官が、16日、韓国が「トクト(独島)」と呼んで領有権を主張している島根県の竹島に上陸したということです。

今回の上陸について、韓国の通信社、連合ニュースは、「ことしはじめ、現地の警備隊員が全員警察官にかわったためだ」としていて、島の状況を確認し、激励するのが目的だと伝えています。

また、韓国警察庁の長官が竹島を訪れるのは2009年以来だということです。

竹島について、日本政府は、歴史的事実に照らしても、国際法上も明らかに日本固有の領土であるとしています。

林外相 ”事実であれば極めて遺憾” 政府は厳重抗議

林外務大臣は、16日夜、外務省内で記者団に対し「事実であれば、竹島が歴史的事実に照らしても国際法上も明らかに日本固有の領土であることに鑑み到底受け入れられず極めて遺憾だ。わが国の領土、領海、領空を断固として守り抜く決意のもとで、きぜんと対応していきたい」と述べました。

政府は韓国側に厳重に抗議したということです。