パラリンピックは24日開幕
観客は感染状況踏まえ判断

東京オリンピックが8日閉幕し、競技会場では今月24日から始まる東京パラリンピックに向けた準備作業が始まりました。

新型コロナウイルスの影響で、史上初めて1年延期された東京オリンピックは17日間の日程を終えて8日閉幕し、今月24日からは東京パラリンピックが開幕します。

競技会場では、パラリンピックに向けた準備作業が本格的に始まり、このうち東京・江東区にある有明アリーナでは、作業員が大型モニターに貼られたオリンピックのマークをはがして3本の曲線からなるパラリンピックのシンボルマークに付け替えたりマークが記された旗を掲げたりしていました。

有明アリーナでは、オリンピック最終日の8日までバレーボールが行われ、パラリンピックでは車いすバスケットボールの会場となります。

東京パラリンピックの観客は感染状況などを踏まえて今後、判断される予定で、大会組織委員会の稲村彰映会場運営担当副部長は「国民の皆さんにとって安心、安全な大会になるよう、アスリートにもこの会場に来てよかったと思ってもらえるよう準備を進めていきたい」と話していました。

東京パラリンピックは史上最多の160を超える国と地域から選手と関係者、合わせておよそ2万3000人が参加する見通しで、今月24日から来月5日までの13日間の日程で開かれます。