山口県 公道での聖火リレー
1日目の13日は中止

山口県は、今月13日から2日間の日程で県内で予定されている東京オリンピックの聖火リレーについて、県内でも新型コロナウイルスの感染が急速に広がっているとして、1日目の公道でのリレーを中止すると発表しました。

これは10日、山口県の村岡知事が会見で明らかにしました。

山口県での東京オリンピックの聖火リレーは、今月13日と14日の2日間の日程で県内13の市を巡る予定です。

このうち、岩国市や防府市などをめぐる1日目のリレーについて、村岡知事は「1日目のエリアではクラスターや経路不明の感染が相次いでいる。感染状況を踏まえてけさ中止を判断した」と述べ、公道でのリレーを中止することを明らかにしました。

一方、県は、下関市や萩市などを巡る2日目については、今のところ予定どおり行う方針です。

村岡知事は「実施の直前にこのような形になったことを本当に申し訳なく思う。命と健康を守ることを最優先した決定なので、理解してほしい」と述べました。