「かかりつけ決めている」
7%余 内閣府世論調査

薬局の利用について、内閣府が初めて世論調査を行ったところ、薬局、薬剤師ともに「かかりつけを決めている」と答えた人は全体の7%余りでした。

内閣府は、去年10月から11月にかけて全国の18歳以上の3000人を対象に、初めて薬局の利用に関する世論調査を行い、65%に当たる1944人から回答を得ました。

それによりますと、処方された薬の情報を記録する「お薬手帳」について、「利用している」と答えた人は71.1%、「利用していない」は28.6%でした。

薬局を利用した際に、薬剤師にどのような相談をするかを複数回答で聞いたところ、「病院や診療所で処方された薬について」が49.1%、「薬の飲み合わせについて」が45.2%、「市販薬について」が17.2%などとなりました。

薬局と薬剤師のかかりつけを決めているかは、「決めている」が7.6%、「薬局は1つに決めているが、薬剤師は決めていない」が18.4%、「病院や診療所の近くにある薬局に行く」が57.7%、「特に決めていない」が13.7%でした。

結果について、厚生労働省の担当者は「かかりつけの薬局や薬剤師を決めることは、より安全な服薬につながるので啓発に力を入れたい」と話しています。