石破派 複数の世話人体制
移行で調整へ

石破元幹事長が会長を辞任した自民党石破派は、およそ2か月ぶりに会合を開き、派閥を存続させるとともに、会長は置かずに、複数の世話人による体制に移行することで調整を進めていくことになりました。

自民党の石破元幹事長は、党の総裁選挙で敗れた責任をとりたいとして、ことし10月に、石破派の会長を辞任しましたが、その後、後任の会長が決まらない状態が続き、派閥そのものの存続を危ぶむ声も出ていました。

こうした中、石破派は10日、およそ2か月ぶりに会合を開き、所属する19人の議員のうち、石破氏を含む12人が出席しました。

会合では、平・前内閣府副大臣が「派閥の中堅議員を代表して派内の意見を集約した結果、せっかくつくった派閥なので続けるべきだという意見が多かった」として、派閥を存続させるとともに、会長は置かずに、複数の世話人による体制に移行することを提案しました。

これに対し、出席した議員から反対意見は出ませんでしたが、会合を欠席した議員の意見も聞く必要があるとして、平氏の提案を前提に、調整を進めていくことになりました。