北海道 不要不急の外出自粛
25日まで2週間延長へ

新型コロナウイルスの感染拡大で、北海道は11日までの集中的な対策期間を延長し、道民に、さらに2週間、感染対策がとれない場合に、札幌市内での不要不急の外出を控えることなどを要請する方針です。また、年末年始を挟む年明け15日までの期間は、自宅を含め、5人以上の飲食を控えることなどを求める方向で調整しています。

北海道は、11日までを集中的な対策期間として、特別措置法に基づいて、道民や事業者に協力要請を行っていますが、道内の医療体制は厳しい状況にあるとして期間を延長する方針です。

今月25日まで、さらに2週間、感染のリスクを避ける対策がとれない場合に、札幌市内での不要不急の外出や、ほかの地域との行き来を控えるよう要請します。

また、この間、札幌市内の接待を伴う飲食店に求めている休業要請や、繁華街、ススキノの飲食店への営業時間などの短縮要請も継続します。

さらに、年末年始を挟む来月15日までの期間は、自宅を含め、5人以上や、2時間を超える飲食を控え、年末年始のあいさつ回りを控えることなども要請する方向で調整しています。

一方、道は、クラスター=感染者の集団が相次ぎ、医療体制がひっ迫する旭川市で、札幌市と同様、感染対策がとれない場合の不要不急の外出などを控えるよう要請する方向で、市側と調整を進めています。

道は、10日にも対策本部会議を開いて、要請の内容などを決定したうえで、鈴木知事が記者会見で協力を呼びかけることにしています。