鹿児島市長選 元県議40歳
下鶴隆央氏が初当選

新人4人の争いとなった鹿児島市長選挙は、29日投票が行われ、元県議会議員の下鶴隆央氏が、初めての当選を果たしました。40歳の下鶴氏は鹿児島市長としては戦後最年少となります。

鹿児島市長選挙の結果です。
▽下鶴隆央、無所属・新。当選。8万553票。
▽松永範芳、無所属・新。7万14票。
▽上門秀彦、無所属・新。2万9909票。
▽桂田美智子、共産・新。7216票。

元鹿児島県議会議員の下鶴氏が、現職の後継で社民党が推薦した元副市長の松永氏や、自民党が推薦した元市議会議長の上門氏らをおさえて、初めての当選を果たしました。

下鶴氏は、「ついに鹿児島市が動いた。いまの市政で継続すべきことは継続し、まずは新型コロナ対策に取り組み、人口減少時代や都市間の競争時代にしっかりと勝ち抜ける鹿児島市を作っていきたい。市民に寄り添う市長を目指したい」と述べました。

下鶴氏は鹿児島市出身の40歳。
ITコンサルティング会社を経て鹿児島県議会議員をおよそ10年務めました。

下鶴氏は、鹿児島市長としては、戦後最年少となります。

投票率は38.16%で、過去最低だった前回の選挙を13ポイントあまり上回りました。