長野県が高級公用車
「センチュリー」売却へ

自治体の高額な公用車に批判の声が出る中、長野県は、公用車として使用している高級車「センチュリー」を、来年2月にインターネット上のオークションサイトに出品することを決めました。

自治体の公用車をめぐっては、兵庫県で採用された高級車「センチュリー」のリースの費用が高額になっているという批判が出ていて、先月、兵庫県の井戸知事が6年後の次の契約更新では、ほかの車種も含めて検討する考えを示しました。

一方、長野県では同じ「センチュリー」を、県の知事部局が平成12年に1134万円で購入し、これまで各部局長の公用車の1つとして使用してきましたが、兵庫県で批判が出たことを受けて長野県に対しても、使用する理由などを尋ねる問い合わせが数件寄せられたということです。

また、長野県が所有する「センチュリー」は、ほかの公用車に比べて使用頻度が低く、購入から20年が経過しているうえ、来月、車検の有効期限を迎えることから、手放して、来年2月にインターネット上のオークションサイトに出品することを決めました。

長野県の阿部知事は「長野県でも所有していることが報道され、県民からも問い合わせがあった。使用頻度が低く、機能重視で考えることが大切なので総合的に判断した」と話しています。