成人式参加者のPCR検査費
むつ市が負担

青森県むつ市は、来年1月の成人式に参加する新成人を対象に市が検査の費用を負担してPCR検査を実施することを決めました。むつ市ではこれまでに新型コロナウイルスに感染した人は確認されておらず、感染防止の対策を徹底したいとしています。

これは11日、むつ市が新型コロナウイルスの対策本部会議で明らかにしたもので、来年1月10日に予定している成人式に参加する新成人を対象に、市が費用を負担する形でPCR検査の実施を決めました。

市によりますと、民間のPCR検査のキットを新成人に郵送し、帰省する前や式の数日前に検査を受けてもらって、新型コロナウイルスに感染していないか確認することにしています。

民間のPCR検査には1人当たり1万円ほどかかるということですが、むつ市は、企業や個人から感染症対策のために寄せられた寄付金およそ500万円を充てるとしています。

また、成人式の当日にも会場の入り口で検温を行うほか、出席できなかった人のためにオンラインでの中継も予定しているということです。

むつ市ではこれまでに新型コロナウイルスの感染者が確認されておらず、例年、成人式には県外で暮らす新成人を含めて合わせて400人余りが出席するということで、市は感染防止の対策を徹底したいとしています。