山梨 早川町長選 現職当選
11回目の当選は全国最多

任期満了に伴う山梨県早川町の町長選挙が20日告示され、無所属で現職の辻一幸氏のほかに立候補の届け出はなく、無投票で辻氏の11回目の当選が決まりました。
11回の当選は、現職の市町村長で全国最多となります。

早川町長選挙の立候補の受け付けは20日午後5時に締め切られました。

無所属で現職の辻一幸氏のほかに届け出はなく、無投票で辻氏の11回目の当選が決まりました。

辻氏は、早川町出身の80歳。

昭和55年の町長選挙で初当選して以来10期連続、およそ40年にわたって町長を務めていて、全国市長会と全国町村会によりますと、11回の当選は現職の市町村長としては全国最多となります。

早川町の人口はおよそ1000人。

過疎化と高齢化が進み、町民のおよそ半数が65歳以上の高齢者となる中、移住・定住の促進や自然を生かした観光業など地域産業の活性化が課題になっています。

11期目の抱負について辻氏は「過疎化や人口減少など厳しい条件下で町づくりを進めてきたが、今後、中部横断自動車道や南アルプス市と早川町を結ぶ新たな道路の開通など、新しい時代が始まる。町民が誇れる郷土を作っていきたい」と述べました。