韓日議員連盟幹部 来月中旬
訪日で調整 関係改善へ意見

韓国の超党派の国会議員でつくる韓日議員連盟の幹部が、来月中旬に日本を訪れる方向で調整していることがわかり、日本側の議員連盟のメンバーとの会談で、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題などで悪化した日韓関係の改善に向けて意見が交わされる見通しです。

韓国の超党派の国会議員でつくる韓日議員連盟は今月6日、かつて副首相を務め、経済通として知られる与党の重鎮、キム・ジンピョ氏を新しい会長に選出し、キム氏は日韓関係の改善に意欲を示しています。

こうした中、関係者によりますと、キム氏ら議員連盟の幹部が来月12日から14日までを軸に日本を訪れる方向で日程を調整しているということです。

滞在中は、日本の超党派の国会議員でつくる日韓議員連盟のメンバーと会談し、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題などで悪化した日韓関係の改善に向けて意見が交わされる見通しです。

また、日韓双方の議員連盟は、キム氏らと菅総理大臣や自民党の二階幹事長との面会の日程も模索していて、日韓議員連盟の幹事長を務める自民党の河村元官房長官が17日から韓国を訪問し、韓国側と協議を行うことにしています。