流新党「立憲民主党」
幹事長人事が当面の焦点に

10日選出された、合流新党「立憲民主党」の枝野新代表は、来週15日の結党大会までに党役員人事の骨格を固めたい考えで、衆議院選挙に向けて挙党態勢を築いていくうえで、党運営の要となる幹事長人事が当面の焦点となります。

立憲民主党と国民民主党などの合流新党の代表選挙は、10日投票が行われた結果、立憲民主党の枝野代表が、国民民主党の泉政務調査会長との争いを制して新代表に選出され、党名は「立憲民主党」に決まりました。

枝野氏は、記者会見で、新党の党役員人事について、来週15日の結党大会までに骨格を固めたいという考えを示したうえで、「まったく白紙で、具体的な構想があるわけではないが、奇をてらわず、オーソドックスにやりたい」と述べました。

党運営の要となる幹事長人事をめぐっては、枝野氏が、全体の7割の得票で勝利したことも踏まえ、立憲民主党の議員を起用するべきだという声がある一方、泉氏も一定の得票をしており、党内融和を図るためにも、国民民主党などの議員に割り当てるべきだという意見も出ています。

枝野氏は、政権交代の実現を目指し、次の衆議院選挙に向けて総力を結集し、準備を急ぐ考えを示していて、挙党態勢を築いていくうえで、幹事長人事が当面の焦点となります。