国テグなどの滞在歴ある
外国人も入国拒否

韓国での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本政府は、午後の持ち回りの閣議で、韓国南部のテグ(大邱)とキョンサン北道(慶尚北道)チョンド郡(清道郡)に滞在歴のある外国人の入国を拒否する措置を27日午前0時から実施することを決めました。

具体的には、入国申請前の14日以内にテグとキョンサン北道チョンド郡に滞在歴のある外国人について、特段の事情がないかぎり、入国を拒否するとしています。

政府は、これまでに入国申請前の14日以内に中国の湖北省と浙江省に滞在歴のある外国人と、この2つの省で発行されたパスポートを所持する外国人に対し、特段の事情がないかぎり入国を拒否する措置を実施しています。

韓国外務省は撤回求める

日本政府が、韓国南部テグとキョンサン北道チョンド郡に滞在歴のある外国人の入国を拒否する措置をとることについて、韓国外務省は26日、ソウルに駐在する冨田大使を呼び撤回を求めました。

これについて韓国外務省のチョ・セヨン(趙世暎)第1次官は、26日、韓国のテレビ局のインタビューに応じ、「日本側の措置が撤回、再考されるよう努力してほしいと、韓国側の立場を厳重に伝えた」と述べて、対応を求めたということです。