ローン目撃で閉鎖の
関西空港 警備体制強化へ

関西空港は、9日朝、ドローンのようなものが飛んでいるのが目撃されて滑走路が1時間余り閉鎖され、欠航や遅れなど運航に大きな影響が出ました。

関西空港では7日もドローンのようなものの目撃情報で滑走路が閉鎖されたばかりで、国土交通省は警備体制を強化する考えです。

国土交通省関西空港事務所によりますと、9日午前8時ごろ、関西空港の滑走路の近くでドローンのようなものが飛行しているのを作業員が目撃しました。

このため、関西空港は午前8時13分から2本ある滑走路を閉鎖して安全確認を行い、1時間余りたって運航を再開しました。

捜索の結果、ドローンは見つからなかったということです。

この影響で、沖縄に向かう便など全日空の2便が欠航になったほか到着便のうち、合わせて17便が行き先を大阪空港などに変更する措置をとりました。

また、出発便と到着便の合わせて27便に、最大でおよそ2時間の遅れが出ました。

関西空港では、先月と7日にも相次いでドローンのようなものが目撃され滑走路が一時閉鎖される事態となっていました。

国土交通省は、航空機の航行の安全に多大な影響を及ぼす事態だとして、警備体制を強化する考えを示しています。