衆院 縄3区補選
与野党対決の構図へ

来年4月に行われる見通しの衆議院沖縄3区の補欠選挙をめぐり、自由党沖縄県連は、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設反対を主張しているフリージャーナリストの屋良朝博氏を擁立することを決め、野党各党に支援を要請しました。一方、自民党の支部は島尻元沖縄・北方担当大臣を擁立することを決めていて、与野党が対決する構図となる見通しです。

衆議院沖縄3区の補欠選挙は、玉城知事がことし9月の沖縄県知事選挙に立候補して失職したことに伴うもので、統一地方選挙の後半と同じ来年4月21日に、衆議院大阪12区の補欠選挙と合わせて投票が行われる見通しです。

これについて玉城知事が所属していた自由党沖縄県連は、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設反対を主張しているフリージャーナリストの屋良朝博氏を擁立することを決めました。

これを受けて、自由党の小沢代表は立憲民主党、国民民主党、それに共産党に支援を要請し、今後、野党側で候補者の一本化に向け、具体的な連携の進め方を調整する方針です。

一方、自民党の沖縄3区の支部は元参議院議員で沖縄・北方担当大臣も務めた島尻安伊子氏を擁立することを決めていて、与野党が対決する構図となる見通しです。

沖縄3区には、政府が普天間基地の移設工事を進める名護市辺野古があり、この問題への対応を争点の1つに来年夏の参議院選挙の前哨戦として、与野党の激しい戦いが予想されます。