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Q25 住人の高齢化が進み、デイサービス車両の駐車問題が発生…

クローズアップ現代で継続取材してきた『住まいの問題』。視聴者の皆さまからも数多くのお悩みが寄せられました。そこで今回、専門家協力のもと、2ヶ月の間お答えしつづける「お悩み相談マラソン」に挑戦します。今回寄せられたのは「住人が高齢化してデイサービスを利用する人が増え、送迎車の駐車場所が問題になっている」というお悩み。マンション管理の専門家に聞きました。
(NHK『住まいの問題』取材チーム)

相談内容

住人が高齢化してデイサービスを利用する人が増え、送迎車の駐車場所が問題になっている。マンションの目の前で路上駐車をしており非常に危険。来客用駐車スペースを設けたが、介護に訪れる親族の車ですぐ埋まってしまう。なんとか解決したい。

回答

“ 曜日や時間帯ごとの駐車状況の把握から始めましょう ”

解説

(マンションみらい価値研究所 所長 久保依子)

まずは、駐車場の利用状況の現状を把握することからはじめます。各住戸にアンケート用紙を配布するなどして、何曜日の何時ごろに、何台のデイサービス車両がマンション内に駐車する必要があるのかを調査しましょう。

特定の日時に偏っている場合は、該当住戸に調整をお願いするようにします。また、住民を通してデイサービスの事業者にも連絡ができるようであれば、
(1)来客用駐車場に停車車両がある時には、別の利用者を先に送迎してから再度マンションに来てもらう
(2)近隣の時間貸し駐車場を利用してもらう

など、調整を依頼してみましょう。

なお、来客用駐車場は無料でしょうか?有料にすると使用者が減ったり利用時間が減ったりして、空きが生じることもあります。高齢者の方に経済的な負担をかけたくないという気持ちもあるかと思いますが、調整できない場合は有料化も検討してみてください。

久保依子(マンションみらい価値研究所 所長)
1989年リクルートコスモス(現コスモスイニシア)入社、1992年コスモスライフ(現大和ライフネクスト)転籍。マンションの販売、仲介、管理のすべての分野に携わる。現在はマンション管理分野では初の研究所の所長を務める。一般社団法人マンション管理業協会の業務法制委員会委員や、国土交通省のマンション施策に関する検討会専門委員にも就任。

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