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干ばつでパスタの価格にも影響が…【インスタ画像でわかりやすく解説】

気候変動は食料生産にも影響を及ぼしています。

世界の平均気温が1度上昇するごとに、小麦の収穫量は平均で6%減少するとみられるとの研究結果も。イタリアの現状を取材しました。

(NHK「おはよう日本」より)

※サムネイルの画像を矢印に沿ってスワイプすると、インスタグラム「地球のミライ」で投稿した画像の続きを見ることができます。

“過去500年で最悪”の干ばつ パスタの価格にも影響が

2022年の夏、イタリアでは記録的な熱波と干ばつに襲われ、小麦の収穫量に影響が出ています。
インフレも重なり、国民食であるパスタの平均小売価格はこの1年で1.25倍に。(消費者団体まとめ)

農家のメルクーリさんの畑の収穫量は、30%以上落ち込みました。

プーリア州の農家 ペレグリーノ・メルクーリさん

「干ばつや高温の年は、これまで10~15年に1回だった。いまは3~5年に1回になっている。このままでは、この地域で小麦を生産できなくなるのではないかと心配している」

国連WFP(世界食糧計画)チーフエコノミスト アリフ・フセインさん

「気候変動の食料への影響は、収入に占める食費の割合が高い途上国で暮らす人たちにとって、より深刻になる」

年間を通して高温と乾燥が続くアフリカのスーダンで、暑さや乾燥に強い小麦を作る研究が行われています。
4年前から、鳥取大学などの研究グループがいま以上の暑さや乾燥に耐えることができ、まとまった収穫量も得られる新たな品種を生み出そうとしています。

暑さ・乾燥に強い遺伝子を!

鳥取大学乾燥地研究センター 辻本語教授

「地球の温暖化に耐える小麦を作って、世界に広めるのが目標です。将来的には、日本も暑くなって小麦が作れなくなるかもしれません。今のうちから新たな品種を作っていく必要があると思っています」

インスタグラムでも画像を公開中

インスタグラム「地球のミライ」では、環境問題や気候変動のほかSDGsの達成に向け、いま課題になっていることを写真やグラフィックで紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
インスタグラム「地球のミライ」※NHKサイトを離れます

インスタグラム「地球のミライ」はこちらから※NHKサイトを離れます

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