"野菜をむだにしない !”チームでの取り組み【インスタ画像でわかりやすく解説】
道の駅などの直売所に農家が出した野菜。
売れ残ると農家が引き取り、最終的に捨てられることも多く「食品ロス」になっています。
新鮮な野菜をむだにしたくないと、行政や企業、学生たちがたちあがりました。
(NHK BS1「Etihcal every day」より)
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新鮮な野菜をむだにしない! チームワークでの取り組み
農家が朝採った新鮮な野菜が売られている、埼玉県東松山市の農産物の直売所。売れ残った野菜は農家が引き取ってきました。しかし、農家では自分たちで食べ切ることができず、大事に育てた野菜を廃棄することも多かったといいます。
食品廃棄をなくそうと、ベンチャー企業があるプロジェクトを立ち上げました。売れ残った野菜を安く買い取って再び販売するというものです。
直売所が閉まる時間になると、農業協同組合の担当者が売れ残っている野菜を次々に箱詰めしていきます。野菜が運ばれていったのは、なんと直売所の近くの駅です。鉄道会社もこのプロジェクトに賛同し、車両の一部を提供。野菜は夕方の比較的空いている時間帯にどこかに運ばれていくようです。電車はCO2の排出量が自家用車に比べて1/7だそうで、環境にも優しいのだとか。
野菜を運ぶのは、東松山市のキャンパスに通う大学生。プロジェクトに興味を持った約20人がインターンとして参加しています。
到着したのは東京・池袋駅。池袋駅は乗客数が1日で数百万人と、国内有数の利用者数の多い駅の一つです。学生たちは池袋駅の改札の前で野菜の販売。販売はすべて学生に任せられています。
この日、午後6時半の開店を前に大行列が。販売所の評判はよく、2時間後、店じまいする時間には24箱あった野菜も残り少なくなりました。なかなかの売れ行きです。野菜を購入した男性は、“自分の知り合いに農家が多いのでよい試みだと思う”と話していました。
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大東文化大学の学生
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「農家の方が大切に育てた野菜を販売して、それでも売れ残ってしまったというものなので何としても売り切って食べていただけたら」
手塩にかけた野菜をむだにしないー。この販売所には農家やベンチャー企業、鉄道会社、学生たちの思いがつまっています。
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