音楽においては、こども時代に「みんなのうたを見て育った世代」が活躍をはじめます。平井堅、椎名林檎、UA、森山直太朗、Gackt、宇多田ヒカル、平原綾香、アンジェラ・アキ、いきものがかり、コブクロ、ファンキーモンキーベイビーズ、上野樹里、レミオロメン、大塚愛、BUMP OF CHICKEN(以上敬称略)、など、70~90年代の「みんなのうた」を愛聴していたジェネレーションです。一方、映像でも新世代の俊英たちが次々と登場。チャーミングなアニメーションで親しまれる実力派:西内としおさんの「ママの結婚」「虹色ラブレター」をはじめ、米アカデミー賞受賞の3年前に「みんなのうた」初登場を果たした加藤久仁生さんの「セルの恋」、「月のワルツ」(いしづかあつこ)、「TIME~時のしおり~」「Po Po Loouise」(坂井治)、「天の川」(Yves Dalbiez)や、「空へ」「魔法の料理~君から君へ~」(ホッチカズヒロ)、「WINNER」(青木純)など、新世代の映像作家たちが国内外で高く評価され始めます。また平井堅さんの「大きな古時計」(塩田雅紀/スリー・ディ)、椎名林檎さんの「りんごのうた」(円人/斎藤ひろこ)、宇多田ヒカルさんの「ぼくはくま」(合田経郎)、全国的なブームを巻き起こした「おしりかじり虫」(うるまでるび)や、10ヶ月のロングラン放送に続き3部作になりついには舞台化までされた「グラスホッパー物語」などの話題作も続きます。「オトナもコドモも、コドモの心に戻れる5分間」を目指す番組「みんなのうた」はこれからもさまざまな可能性を開拓していきます。