にっぽん縦断 こころ旅
正平さん、スタッフの皆さん、ちゃり男君、こんにちは。
いつも楽しく拝見しています。
私のこころの風景は、大学4年間を過ごした、所沢市にある「航空公園」です。
地元の高校を中退し、別の高校へ進学し直した私にとって、地元ではない場所で大学生活するということは、一度挫折をしたという劣等感から距離を置くための逃避でもありました。
そんなときに、出会った大学がこの所沢市に校舎があり、一人暮らしをすることになりました。
大学の4年間での日々は、充実していて これまでの私の経験を肯定してくれるようなあたたかさがある一方で、人間関係や学科の課題に息詰まったときに、ふいに訪れたくなるのが「航空公園」でした。
小高い丘の上に大きな木があり、そこのベンチに座り
ただただ空を眺めている空っぽの時間は、私の心を癒やしてくれました。
あれから4年が経ち、私は実家のある愛知県へ
卒業を機に戻ってきましたが、今でも時折思い出す風景がそこにはあります。
木村 優子
愛知県清須市
木村優子さん(28歳)からのお手紙