にっぽん縦断 こころ旅
正平さん、チャリオくん、スタッフの皆さん こんにちは、
私のこころの風景は、京都もお茶の里 宇治の白川という京都も南の宇治茶を生産する、山合いの白山神社の近くに有る大きな大きな藪椿の樹です。
その頃昭和三十年代 村中の子供たちは夕方になると車もあまり通らない村の道の上で
メンコ・ビー玉 ドッヂボールやままごとをして 自然豊かな小さな山村で 伸びのびと幼い日を思う存分楽しんでいました。
小学校は明治時代に建立されたという古い校舎の由緒ある莵道(とどう)小学校。家からは4Kという遠い道のりを毎日毎日歩いて登校しました。
小学校はあの平等院の真前に有りました。
そして夏休みには あの大椿の樹の上で 女の子達だけで登って枝ごとを自分の家にして木の上でままごとをして遊びました。今から思うと 何と危険な遊びだったことでしょう。でも四・五人の友 咲美(さくみ)ちゃん広美(ひろみ)ちゃん直美(なおみ)ちゃん洋子ちゃんたちは 一人も樹の上から落ちもせず楽しい一日を その木の上で過ごしたり 近くの白山神社の横を流れる小川で泳いだり、カニをとったり 自然豊かな中で伸び伸びと遊んだ日のことを思い出します。
ぜひ京都の南のお茶の里 白川の大椿の樹に逢いに行って下さい。苦しく辛いこともあった人生、遠く名古屋に嫁いだ私の原風景が この幼い時の楽しかった思い出の大椿の樹が いつも心の底に有ります。
名古屋市
重留香苗 67歳
名古屋市
重留香苗さん(67歳)からのお手紙