福井１日目のお手紙は福井県小浜市の北尾久子さん（７０歳）から。６０年近く前、仲の良かった行商のおばさんが住む若狭町小川へ家族で旅した時の風景が忘れらないそうです。北尾さんが住む東小浜から三方で列車をおり、三方五湖のほとりで梅林を左右に眺めながら着いたのは、若狭湾を望む塩坂越（しゃくし）の浜辺。そこから、船で小川に渡ったのですが、海の青、松の緑が絶景の塩坂越の風景は、今も心に残っているそうです。当時一緒に旅し今は故郷を離れて住む姉に、塩坂越の浜辺を見せてほしいとのこと。その願いをかなえるべく、正平さんはＪＲ三方駅からお手紙に書かれたルートで塩坂越の浜辺を目指しました。

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